製作その6ー新作原型製作編ー(連載No.11)

【WAX原型製作-完成-】

昨日はみすぼらしい姿をお見せしました。。

正直、大詰め段階での画像はあるのですが
じっくり考えて写真を撮ってる余裕が無く
結果、とても伝わりづらく、
何のこっちゃ分らない画だった為、
より分り易い『鶴さん』に
代行役を託した次第です。

作業を真剣に取り組む緊迫感は
伝わったと思いますが、
ブログを読んでくださってる方から
「えぇ〜・・・!?」っと言う
苦言をいただいたので補足までに。。

ご理解下さい。。

何にせよ
1本1本のラインに命を吹き込むが如く
何十、何百回も視点を変え彫り込んでいき
自分の表現したい世界観を
無事に具現化する事が出来ました!
DSC_1521

製作の行程で当初のデザイン画から
1ヵ所の交差の上下を変え
2ヵ所のラインの長さを変えましたが
流れに矛盾が無く
全体的に力強く表現されているが
交差部分の絶妙な立体感と
流れ同士の空気感が軽やかさを引き立て
正しくイメージ通りの『品のある曲線美』が
表現出来たと思います!

まずここまでこれたら造形物/置物として
80点はあげれる出来栄えでしょう。

ただ、
紛いながらも僕らはプロ意識を持ち
実際に身に着ける
アクセサリーを製作しているのです。

ただ単純に表現したいモノを自分の為だけに
自己満で製作をしているのではありません。

第三者の誰かが実際にこの子を身に着け
自分のファッションの一部とし
その誰かの事を引き立てる事が出来てこそ
初めて世に出た一歩となるのです。

それ言え、拘った造形だけでは無く
着け心地は勿論の事、実際に着けた時に
自分のイメージするボリューム/品格そして
何より腕とのバランスが取れてないと
アクセサリーとして存在意義が無くなります。

後は鋳造→ゴム型作製→を経て
それぞれの収縮率具合と
ゴムズレ/鋳造上がりの影響次第で
赤点(廃盤にする)になってしまうか
100点満点を目指せれる子になるのか
大きな別れ道にさしかかります。

まずは、第一の関所の原型鋳造です。

「どうか鋳造が上手く成功しますように!」

【原型鋳造をしsilverへ】へつづく。